「日本三大桜の名所」というと、青森県の弘前公園、長野県の高遠(たかとお)城址公園、奈良県の吉野山といわれています。

私は幸せなことに、この3カ所に足を運んでいますが、中でもある年の春、弘前城の天守下のベンチで、横になって寝ていたところ、1人の男性に「風邪を引きますよ」と、親切に起こされました。

この人は偶然、桜の管理人で、なんとお城からお濠の桜の名所まで、1時間以上かけて、私を案内してくれたのです。

これにより、少し桜の樹の見方を勉強することができたのですが、こういう幸運に巡り合うこともあるのです。

多くの人は「三大桜の名所」と「日本の三大桜」を一緒に考えていますが、それは違うのです。

日本の三大桜は、山梨県北杜(ほくと)市の山高神代(じんだい)桜、岐阜県の薄墨桜、福島県の三春滝桜、といわれています。

こちらも50代の頃、観に行く機会に恵まれましたが、その1本のために、長蛇の見物客が連なるという光景に、桜のすばらしさ以上に驚いた記憶があります。

東京の桜といえば、明治の頃から隅田川が第1に挙げられていましたが、それは滝廉太郎の「春のうららの隅田川」の歌が、小学唱歌に選ばれていたからかもしれません。

いまは皇居外濠公園を始め、目黒川、六義園、新宿御苑など、名所は数多くあるだけに、この3月中旬から1カ月間にわたり、東京をめぐってみるといいでしょう。

私は多くの作家の担当者でもあったので「どこの桜が見頃か?」を先生方に報告して喜ばれました。

作品のネタにもなるので、それだけ親しくなるし、信頼されるようになるのです。

運命というのは、そんな小さなところからでも、大きく変わっていくものです。


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