どの家族も「昭和」という時代を、まだ身体に刻みつけているに違いない。

昭和の終わりは1989年1月7日だった。
いまから35年前になるが、恐らく「天皇の世紀」でいうならば、もっとも長い治世になるのではあるまいか?

現在の日本国民でも、昭和の御代を生きてきた人々が、もっとも多いだろう。

大正からこの「昭和」に改元された年のブームは3点ある。

1つは「モガ・モボ」という流行語であり、あとの2つは「ハンドバッグ」と「円本」だった。

モガ・モボとはモダンガール、モダンボーイの略で、それまでは着物姿だったものが、この昭和の御代になると、洋服になったものだ。

だからハンドバッグも流行品になったのだが、円本とは1冊1円の略で、改造社が日本文学全集でスタートさせた。

同じく円タクといって、東京中どこまで乗っても1円というタクシーが走り回った。

英国などから自動車を輸入して、東京中を走り回ったものだが、私の祖父もこれで儲けたようだ。

私は昭和10年代の東京の街を、祖父の車に乗せられて走り回った経験を持つ。

翌昭和2年になると、作家の芥川龍之介が服毒自殺をしている。さらに金融恐慌が始まった。

それから約100年後の今日、世界的な金融問題が起こりつつあり、日本も1、2年の間に土地やマンションが、大暴落するという噂もある。

昭和7年になると「10銭(テンセン)ストア」という店舗が拡大している。これが現在の「100円ショップ」の始まりだ。

私たちは新しい店舗の出現と思っていたが、そうではなかった。

これで成功しているのだから、歴史に学ぶと成功の確率は高いのかもしれない。

それは映画にもいえる。昭和8年、1933年に映画「キングコング」が大評判をとったが、戦後の「ゴジラ」はこの映画の模倣映画なのだ。

昭和をじっくり研究していくと、新しいビジネスが掘り出せるかもしれない。


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